解析画面(シンプル例)
◆堤防地すべり解析
斜面安定度解析、地層浸透流解析、応力変形解析、ダイナミック地震解析を使用。
1)静的状態解析(地震発生前の安全率解析)
安全率 2.144であることを示している。
2)動的解析(地震発生後の液状化状態)
中央の黄色部分が液状化になっている。
3)動的解析(地震発生後の安全率解析)
安全率 0.775に変化したことを示している。
4)動的解析(地震発生後の崩壊解析)
崩壊が起こるモーメント方向を示している。
◆New Mark解析
斜面安定度解析、ダイナミック地震解析を使用。
10秒間の地震を500ステップでモデリングした。
地震で揺れている時、500ステップでの安全率が1.103であることを示している。
地震の経過に沿ってすべてのステップで地すべり安全率の値を見ることができます。
◆放射性物質の土壌吸着伝搬解析
汚染物質伝搬解析、地層浸透流解析、不飽和帯土壌解析を使用。地層はシルト砂土
帯水層/地層への年間降雨量200mmに設定 セシウム137の半減期30年を考慮。
1)地表面に3×10-7g/m2の量のセシウム137が降下した直後。(0days)
(福島第一原発の避難区域の近似値)
2)セシウム137は地表から5mの深さまで浸透。地表面は依然高密度で汚染状態。
直下方向地層に浸透。(730days)
3)先端は地中15m近辺まで深く浸透。高密度部分は地中6m近辺にある。
地表面50cmの層では解消されつつある。(14years)
4)左側のセシウム137は建物(パーキング場)の下に移動。右側のセシウム137は
川方向に移動。建物脇の舗装面直下を除いて、地表面下1mの地層では汚染は
消えている。(20years)
5)建物直下の地層に大部分が集まっている。この部分を除けば地表から7~8mの
深さでの汚染は消えている。川底の地層には若干溜りが見られる。(42years)
6)建物の右側直下の地層には吸着されたセシウム137は依然として残っている。
今後はそれを少しづつ川方向に放出しながら減らしていくと予測する。(60years)
◆ごみ廃棄場からの汚染伝搬解析
地層浸透流解析、汚染物質伝搬解析を使用。
1)ごみ廃棄場モデル
汚染源から矢印方向への汚染伝搬モデルを示す。
2)粒子フロー解析
汚染源からの粒子トラッキング状態を示す。
3)移流拡散解析
汚染源からの拡散状態を示す。
汚染源から移流した物質は6.16年で約20m先の谷底まで伝搬されることを示している。
◆地層温度解析
寒冷地層モデルの地層温度解析を行う。
1)スケート場の地層の温度解析
温度3℃の地層の表面にマイナス5℃の氷を張った状態。
2)2ヶ月後の地層温度分布
深さ1m程度まではマイナス温度になっている。
◆気体流解析
トンネルモデルの解析を行う。
1)地中に施設された空圧50kPaの配管。
2)配管周りの圧力コンター図
赤ベクターは水圧の方向と大きさを、緑ベクターは空圧の方向と大きさを示す。